
袖をまくった白いシャツにサングラスひとつで十分だった。P1Harmonyのインタクがファンミーティングで披露したRAINの『Hip Song』のステージが、2カ月にわたり熱い反応を得ている。
ファンが撮影したファンカムから始まった熱気は、原曲歌手RAINとのチャレンジを経て、音楽番組のスペシャルステージへとつながった。この夏、ATEEZのSANの『BAD』がショート動画を席巻したなら、秋にはインタクの『Hip Song』がその熱気を引き継いだ。
始まりは7月のファンミーティング
始まりは、今年7月に開催されたP1Harmonyのファンミーティング『P1uspace H : Horror Haven』だった。
この日、インタクはソロステージにRAINの『Hip Song』を選んだ。黒いサングラスをかけて登場した彼は、キレのあるダンスと力強い動き、真剣な表情でステージを満たした。
特に、端正できちんとした「学級委員長顔」のルックスとパワフルなダンスとのギャップが、ファンダムの外からも注目を集めた。
会場で撮影されたファンカムは、SNSやオンラインコミュニティを通じて急速に広まった。
ファンカムや公式ライブクリップなど、『Hip Song』関連動画の合計再生回数は1000万回を超えた。P1Harmonyの公式チャンネルで公開されたライブクリップは、YouTube Musicの韓国国内人気ミュージックビデオ・デイリーチャートで8位、週間チャートで24位に入った。
RAINとの『Hip Song』チャレンジも実現
熱気はファンミーティングだけでは終わらなかった。
今月2日には、原曲歌手RAINと共に撮影した『Hip Song』チャレンジが公開された。
続いて10日には、Mnetの音楽番組『M COUNTDOWN』のスペシャルステージに立ち、ファンミーティングで披露した『Hip Song』を再び披露した。
その後公開された「입덕직캠(イプドク・ファンカム)」も再生回数を伸ばし、2カ月近く続く関心をさらに後押しした。
デビュー当初から築いてきたP1Harmonyのパフォーマンス
『Hip Song』によって改めて注目を集めたインタクのダンスは、P1Harmonyのファンにとってはおなじみのものだ。
KEEHO、THEO、JIUNG、INTAK、SOUL、JONGSEOBで構成されたP1Harmonyは、2020年のデビュー当初からヒップホップをベースにした音楽と力強いパフォーマンスを前面に押し出してきた。
『Do It Like This』『Back Down』『JUMP』『때깔(Killin’ It)』『SAD SONG』などで、6人のメンバーによる群舞と、それぞれのダンス、ラップ、ボーカルを披露しながら、チームならではのカラーを築いてきた。
メンバー一人ひとりの実力も確かだ。KEEHO、THEO、JIUNGがボーカルを、INTAKとJONGSEOBがラップを担当し、SOULはパフォーマンスで強みを見せてきた。
楽曲制作にも継続して参加している。特にINTAKとJONGSEOBは、デビュー曲『SIREN』から作詞に名を連ね、今年の9thミニアルバム『UNIQUE』では全曲の作詞に参加した。
INTAKはラップだけでなく、チームのパフォーマンスを牽引するメンバーとして6年間ステージ経験を積んできた。
『UNIQUE』でBillboard 200自己最高4位
P1Harmonyは今年、アルバムでも自己最高記録を更新した。
今年3月に発売した9thミニアルバム『UNIQUE』は、当時、米ビルボードのメインアルバムチャート「Billboard 200」に4位で初登場した。P1Harmonyの自己最高順位だ。
2023年の6thミニアルバム『HARMONY : ALL IN』以降、6作品連続で同チャートに名を連ねた。
HANTEO CHART基準の発売初週売上も50万3745枚を記録し、これまでの記録を上回った。
アルバムで上昇の勢いを確認したP1Harmonyに、今度はインタクが火をつけた。
ファンの間からは「ずっと一生懸命やってきたチームだけど、ついに多くの人たちに知ってもらえて誇らしい」「いつかはこうしてブレイクすると思っていた」といった反応も相次いだ。
長く見守ってきたインタクのステージが『Hip Song』をきっかけに、より多くの人々に届いたことは、ファンにとってもうれしいプレゼントとなった。
「テトナムの年」2026、秋はインタクの『Hip Song』
今年のK-POPステージを貫いた「テトナム」ブームとも重なる。
「テトナム(테토남)」とは?
「テストステロン(테스토스테론)」と「男性(남자)」を組み合わせた韓国の流行語。男性的でエネルギッシュな雰囲気を持つタイプを指す言葉として使われている。
鍛えられたフィジカルと男性的な魅力を前面に出した男性アイドルのステージが相次いで話題を集め、オンライン上では「2026年はテトナムの年」という言葉まで登場した。
その代表的な例がATEEZのSANの『BAD』だ。曲の後半、ビートに合わせて胸を弾ませるパフォーマンスは、ファンの間で「다 죽자 파트(タ チュクチャ パート)」と呼ばれ、ReelsやShortsを席巻した。「다 죽자」は直訳すると「みんな死のう」という意味で、それほど強烈なパフォーマンスに圧倒されるというニュアンスで使われている。
そのバトンを、この秋はインタクの『Hip Song』が引き継いだ。
2026年を「テトナムの年」と呼ぶなら、この秋を代表する一人は間違いなくインタクだ。
インタクがつけた火は、今度はP1Harmonyの6人が作り上げていく「ハーモニー」へとつながっていく番だ。

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