やると言ったらやる…翼を得たN.Flying、輝かしい10周年『新たな歴史の始まり』

「エンピア(ファン)のおかげ、もっと遠く、もっと良い場所へ一緒に行こう」

N.Flying &CON4 コンサートレポート

デビュー10周年、2年ぶりの完全体コンサート『&CON4 : FULL CIRCLE』


デビュー10周年、2年ぶりの完全体コンサート『&CON4 : FULL CIRCLE』、全席完売の中で9日スタート、そして10年ぶりのオリンピックホール入場、“ステージ職人”としての驚異的な実力を証明した。


やると言ったらやる。口にした言葉は必ず守る。特にエンピア(N.Flyingのファンダム)との約束は、どんなことがあっても必ず実現する。
たゆまぬ努力と確かな実力をもとに強固な信頼を築いてきたバンド・N.Flyingが、輝かしく10周年の疾走をスタートさせた。

N.Flying(イ・スンヒョプチャ・フンキム・ジェヒョンユ・フェスンソ・ドンソン)は、9日にソウル・オリンピック公園オリンピックホールで単独コンサート『2025 N.Flying LIVE ‘&CON4 : FULL CIRCLE』(以下『&CON4』)を開催した。


今回の公演は、9日から11日までの3日間行われ、N.Flyingにとって約2年ぶりの完全体コンサートであり、デビュー10周年を記念するワールドツアーの初公演でもある。
それだけに、彼らの意気込みも格別だ。


特に「オリンピックホールでの開催」は大きな意味を持つ。以前、イ・スンヒョプユ・フェスンは、メンバーのチャ・フンキム・ジェヒョンソ・ドンソンが軍隊にいる間、「完全体になったらもっと大きな会場で会おう」とエンピアに約束していた。
そしてこの『&CON4』をオリンピックホールで開催することで、その約束を完璧に果たしたのだ。
メンバーが一人ずつ除隊するたびにファン層を拡大してきたN.Flyingは、今回のソウル・釜山公演ともに全席完売を達成し、「人気バンド」としての地位をさらに固めた。


この日、『Shooting Star』で華やかに幕を開けたN.Flyingは、『Moonshot』、『Blue Moon』を立て続けに披露し、開始直後から会場を熱く盛り上げた。
イ・スンヒョプは「この光景をついに見ることができた。登場した瞬間からこみ上げてきた。不思議な気持ちだ」とし、「エンピアと一緒にここまで来るのに10年かかった」と感慨深く語った。


続いてユ・フェスンは「リハーサルのときから泣きそうだった。たくさんの方々の姿とペンライトの光が輝いていて感動した。今日をずっと待っていた」と感謝を述べた。


末っ子のソ・ドンソンは「本当に長く待った。軍生活の間、兄たちがエンピアと過ごしてくれて、みんな元気に戻ってきたおかげで10年ぶりにここに来られた」とし、「実は泣くのが嫌で自分をだましていたけど、ステージに立ってみたらすごくカッコよくて、すごく頑張って準備した」と語った。


3月に除隊後、初の完全体公演だった『オーサムステージ釜山』で登場早々に涙を流してメンバーからからかわれたキム・ジェヒョンは、「自己紹介のときに少し危なかった。今日は嬉しい日だから、エンピアに幸せを届けられるようにしたい」とし、「ドラムスティックたくさん持ってきた。全部壊す勢いでいく」と笑いを誘った。


ギタリストのチャ・フンは「この10周年コンサートのために本当にたくさん練習した。皆さんがどれだけ待ってくれていたか、どれだけ大切に思ってくれているか分かっているから、全力で準備した。きっと今までで一番面白い『&CON4』になるはず」と自信を見せた。


ユ・フェスンは『&CON4』の副題『FULL CIRCLE』について、「素敵な円が登場するし、サークルがたくさん出てくる。 “永遠に一緒にいられる、また戻ってきた、また5人になった”という多くの意味が込められている。だから最初の曲に『Shooting Star』を選んだ」と説明。

イ・スンヒョプは「前回のコンサートの最後の曲が『Shooting Star』だった。“&CON”は続いているんだ」と補足した。
さらにユ・フェスンは「一緒に物語を書いているような気持ちになって、思わずこみ上げてしまう」と、ファンとの“共に紡ぐ物語”の意味も伝えた。


N.Flyingのメンバーは SBSドラマ 四季の春 に出演中だ。

写真:FNC ENTERTAINMENT