
YouTubeで配信されている番組『불꽃야구』(火花野球)がチャンネル削除の危機に直面している。 JTBCと対立しているスタジオC1によって制作されているこの番組は、第3話までが非公開となり、先行きが不透明な状況だ。
対立の発端:制作費の過大請求疑惑
スタジオC1とJTBCの対立は、『최강야구(最強野球)』の制作費に関するトラブルから始まった。
JTBCは、C1が放送1試合を2回に分けて放送する形式を利用し、実際には発生していない追加費用を含めて二重に制作費を請求していたと主張した。これが「過大請求疑惑」として問題視され、両者の関係に亀裂が入ったのだ。
スタジオC1側は「構造上、過大請求は不可能だ」と反論しており、真っ向から意見が対立している。
また、C1はJTBCによる競技場の貸出妨害、出演者への直接接触、編集室への無断侵入なども主張しており、状況は泥沼化している。
このような背景を受けて、JTBCはC1とプロデューサーを著作権法違反や商標法違反、業務妨害などの容疑で刑事告訴した。
著作権申告による配信停止
現在、YouTubeで公開されていた『불꽃야구』第3話は非公開状態となっている。これはJTBCの著作権侵害申告によるものだ。第1話、第2話も同様に視聴できない状況になっており、番組の継続に黄信号が灯っている。
スタジオC1は「これは正式な法的手続きではなく、YouTubeの著作権申告システムを悪用した一方的な措置だ」として反発している。「明確な法的判断なしに動画を遮断できるYouTubeの構造が問題だ」とも指摘している。
一部のファンからは「このままではチャンネルが削除されてしまうのではないか」と不安の声が上がっている。
YouTubeの規定では、著作権違反などの警告が3回累積するとチャンネル自体が削除される可能性があるからだ。ただし、現在は法的な争いが進行中であり、即座に削除される可能性は低いだろう。
それでもC1は止まらない
ファンの間に不安が広がる中、スタジオC1は26日午前に先行公開映像を投稿し、予定通り同日午後8時に第4話を公開する方針を明かした。また、非公開となった過去のエピソードについても反論申請を行い、早期復旧を目指すと発表している。
さらに、FTISLANDと制作したOST『LIMITLESS』に続き、Gaho(ガホ)とコラボした2曲目のOST「Go On」も公開されるなど、多方面での活動も継続中だ。
JTBCとスタジオC1の争いは今もなお続いている。だが、その中でもC1は、まるで泥道を黙々と歩くように、自分たちの道を進み続けているのだ。