
『覆面歌王』10周年特集にイ・ホンギが登場…正体を隠そうとすごく努力したのに
6月22日に放送されたMBCの人気音楽バラエティ『복면가왕(覆面歌王)』10周年特集に、FTISLANDのイ・ホンギが出演した。
今回の特別企画では「声」というキーワードのもと、6人の実力派歌手たちの歌声だけを頼りに正体を推測するという趣向で進行された。
視聴者や芸能人判定団の間では、早くも“4番”の歌声がホンギではないかと予想されていた。
他の番号も豪華な顔ぶれとされ、1番はパク・ワンギュ、2番はGUMMY(コミ)、3番はキム・ジャンフン、5番はソ・ムンタク、6番はK.Willと推測され、まさに10周年にふさわしいラインナップだった。
MCのキム・ソンジュも「さすが芸能人判定団、耳が確かだ」と感心の声を上げる中、「声」のステージに登場したのはやはりイ・ホンギだった。
彼はチョ・ジャンヒョクの名曲『중독된 사랑(中毒のような愛)』を披露し、その爆発的なボーカルで視聴者の心を一気に掴んだ。
ホンギが『覆面歌王』に出演するのは2015年以来、約9年ぶり。
ホンギは「当時、コメント欄で『出る目的は何?』『勝つ気ないのか?』『仮面はなぜかぶった?』なんて言われて、いまだに覚えている」と笑いながら当時の記憶を語った。
今回のステージではマスクがなかったものの、ホンギは「今回は普段通りの歌い方で歌ったけど、昔の映像と比べるとちゃんと変えている。技巧を一切使わず、ロートーンに集中した」と語った。
正体を隠そうと相当努力したにもかかわらず、「仮面の意味がない」「髪色を見せに来たのか」といった視聴者の反応があったことも明かし、苦笑いを浮かべた。
また、最近では自身が歌った『질풍가도(疾風怒涛)』が若い世代に好評だったことにも言及。「フェスで歌っていたら、若いファンが僕を原曲者だと思っていた。実際は違うけど、ちょっと誇らしかった」と語り、「その曲は今もフェスでよく歌っている」と笑顔を見せた。
“声そのものが指紋”と評されるイ・ホンギ。
その個性的で力強い歌声は、たとえ姿を隠しても、たちまち聴く人に見抜かれてしまう。
ホンギのステージは、10周年を迎えた『覆面歌王』に華を添える特別な瞬間となったに違いない。
