Hi-Fi Un!corn、高雄でライブ開催 五月天(メイデイ:台湾の人気バンド)をカバーし会場を魅了
韓国の新世代バンド Hi-Fi Un!corn が2日夜、高雄の Backstage Live で《ASIA TOUR 2025 – Teenage Blue》単独公演を開催した。各地からファン(RaSiDo)が集まり、熱気に包まれた会場は青春のときめきを再び呼び起こす空間となった。
ライブはアルバム同名のタイトル曲〈TEENAGE BLUE〉で幕を開けた。5人のメンバーが赤いライトの中に登場し、ボーカルのオム・テミンが中国語で「高雄、準備できてる?声を聞かせて!」と叫ぶと、会場の熱気が一気に爆発した。続けて〈Stay With You〉、〈Butterfly〉を披露し、軽快なリズムに観客が声を合わせ、会場は青春の音楽ステージへと変わった。

ここ数回の訪台公演でメンバーの中国語は驚くほど上達しており、台湾のファンとの交流も頻繁だ。オム・テミンは「高雄、久しぶりだ。またみんなに会えて本当に幸せだ。待っていてくれてありがとう。今夜は一緒に青春の夜を作ろう」と語った。リーダーでギタリストのキム・ヒョンユルも「みんなの前でギターを弾けることが幸せだ。このステージを一緒に楽しもう」と笑顔で話した。ベースのソン・ギユンとドラムのホ・ミンも「高雄、久しぶりだ。今日は思いきり盛り上がろう!」と呼びかけた。
福嶌崇人はステージのテーマについて「今夜最初の曲〈TEENAGE BLUE〉は今回のツアーのテーマだ。青春はときめきもあれば不安もある。でも僕たちは伝えたい、信じ合って共に進めば、何歳になっても青春でいられる」と語った。オム・テミンも「もし不安や悩みがあるなら、今夜だけは全部忘れて、僕たちと一緒に青春を感じよう。音楽に乗って跳び上がろう!」と続けた。

中盤では〈Beat it Beat it〉、〈Run Away〉、〈Left or Right〉などを次々と披露し、ロックの魅力を全開にした。メンバーが「楽しい?もっと盛り上がれる?」と中国語で観客に語りかけるたび、歓声が響き渡った。前日に高雄市内で行ったゲリラパフォーマンスの話も明かし、「毎回たくさんのファンが来てくれて本当に感謝している。また高雄に戻ってこられて幸せだ。だから今日は特別なプレゼントを用意した」と話した。
その後、映画『獵魔女團(The Witch Hunters)』の主題歌〈GOLDEN〉をロックアレンジで披露し、オム・テミンの高音ボーカルが会場を震わせた。そして「もっと音楽で交流したい」との思いから、五月天(メイデイ:台湾の人気バンド)の名曲『後來的我們(その後の私たち)』をカバー。中国語で歌い上げ、誠意と情熱を見せた。キム・ヒョンユルは「慣れない言語なのに、二人のボーカルは発音を完璧に覚えて練習した。あんなに上手に歌えるなんて本当にすごい」と称賛した。

中国語の実力だけでなく、ファンを惹きつけるトークでも成長を見せた。オム・テミンは「青春といえば初恋だろう。みんなの初恋は何歳のとき?」と問いかけ、「僕たちの初恋は今、この瞬間だ。みんなで初恋の気持ちを感じよう」と笑顔で語った。会場は一気にピンク色の雰囲気に包まれ、悲鳴のような歓声が響いた。
ライブ終盤では〈Over the Rainbow〉、〈DoReMiFa-Soul〉で会場の熱気は最高潮に達した。アンコールの声に応えて再びステージに立ち、〈Love Signal〉、〈COTTON CANDY〉を披露した。
最後にメンバー全員が感謝を伝え、「音楽が僕たちを出会わせてくれた。これからももっと素晴らしいステージを届ける」と約束した。誠実な音楽エネルギーに満ちたこの公演は、ファンと共に高雄の夜に新しい〈Teenage Blue〉の物語を刻んだ。

