
「FNC BAND KINGDOM 2025」が大盛況の中で終演を迎えた。
去る7月12日と13日の2日間にわたり、幕張メッセイベントホールで「FNC BAND KINGDOM 2025」が開催された。
FTISLAND、CNBLUE、N.Flying、Hi-Fi Un!corn、そして正式デビューを控えた新人AxMxP(エイエムピー)まで、計5組のバンドが出演し、国内外のファンから大きな期待を集めていた。
公演は5組のバンドのドラマーたちによる「ドラム・コラボレーション」ステージで華々しく幕を開けた。
5人のドラムが生み出す迫力あるサウンドが一瞬にして会場を熱気で包み、ファンを熱狂させた。
そのバトンを受け取ったAxMxPは、新人らしい覇気とフレッシュな情熱で会場を沸かせた。
跳ねるようなリズムの未発表曲「Calling All You」「Shocking Drama」では笑顔を誘い、ボーカルのハ・ユジュンが主演を務めたドラマ『四季の春』のエンディング主題歌「SEE YOU LATER」では共感を呼んだ。
さらに「I Did It」など力強いパフォーマンスも披露し、鮮烈な印象を残した。
Hi-Fi Un!cornは日本でのメジャーデビュー曲「Beat it Beat it」で強烈な存在感を放ち、「Left or Right」「Stay With You」など現地で親しまれているオリジナル曲で会場の熱気をさらに高めた。
また、『四季の春』のOST「내 머리에 열이 나(頭が熱くなる)」、「DoReMiFa-Soul」などで爽やかな魅力を届けた。
N.Flyingは青春をテーマにしたセットリストで、夏のステージを爽快に彩った。
「Blue Moon」で歓声と共に幕を開けた彼らは、「Kick-Ass」「Endless Summer」で切なさを伝え、5月に発売された2ndフルアルバムから「Moebius(뫼비우스)」「Everlasting(만년설)」までを披露し、充実のステージを完成させた。
公演のクライマックスを飾ったのはCNBLUEとFTISLANDだ。
CNBLUEはモダンポップロックスタイルのセットリストで多彩な魅力を発揮。
「Royal Rumble」「STAY SOBER」「realize」などに続き、「Can’t Stop」「YOU’RE SO FINE(이렇게 예뻤나)」で観客の大合唱を誘導し、昨年リリースした日本シングル「人生賛歌」で元気な挨拶を伝えた。
FTISLANDは重厚なロックスタイルの選曲で観客の心をひとつにした。
「AQUA」「シアワセオリー」「FREEDOM」といった以前から愛されてきた楽曲に加え、「理由(Reason)」「LIMITLESS」「Sage」まで、まさに完璧なステージで感動を届けた。
各グループのステージ終了後には、「FNC BAND KINGDOM」でしか見られないコラボステージも行われ、熱い反応を呼んだ。
初日には、CNBLUEと共にAxMxPのハ・ユジュン、Hi-Fi Un!cornのテミン、N.Flyingのイ・スンヒョプ、FTISLANDのイ・ホンギが「Face to face」「Coffee Shop」などを披露。
2日目には、FTISLANDとともにAxMxPのハ・ユジュン、Hi-Fi Un!cornのシュウト、N.Flyingのユ・フェスン、CNBLUEのヨンファが「Thunder」「Paradise」などを歌い、先輩・後輩の絆を感じさせる素晴らしいケミストリーを披露。
両日とも約6時間にわたるステージのフィナーレを華やかに締めくくった。
今年で3回目の「FNC BAND KINGDOM」は、2023年の初開催以来、毎年夏をバンドサウンドで彩り、FNCの新たなコンサートブランドとして定着してきた。
1月には台湾・桃園アリーナでの公演も成功させ、日本以外の地域にも拡大している。
今回の「FNC BAND KINGDOM 2025」も、8月2日と3日に台湾・高雄アリーナで開催され、熱気をさらに広げていく予定だ。
