
ディズニー+初のオリジナル時代劇シリーズ『濁流』が、9月17日に開幕する第30回釜山国際映画祭(BIFF)「オンスクリーン」部門に公式招待され、話題を集めている。
釜山国際映画祭関係者は「『オンスクリーン』部門は、映画の拡張された流れと価値を包括する最新のドラマシリーズ期待作を上映する部門だ」とし、「『濁流』はプレミア上映を通じて観客と初めて出会う予定だ」と明らかにした。今回の上映を通じ、韓国をはじめ全世界の観客から熱い関心が寄せられている。
『濁流』は、朝鮮時代にすべての金と物資が集まる京江(キョンガン)を背景に、混沌とした世の中を覆し人間らしい生を生きるため、それぞれ異なる夢を抱いた人物たちが運命を切り開いていくアクションドラマだ。
2012年に『王になった男』で1,000万人の観客を動員したチュ・チャンミン監督が演出を務め、『推奴(チュノ)』以来14年ぶりに時代劇へ復帰するチョン・ソンイル作家が脚本を担当し、公開前から業界の注目を集めている。
主演はロウン、シン・イェウン、パク・ソハム、パク・ジファンが務める。『婚礼大捷』『この恋は不可抗力』『明日』『恋慕』『偶然見つけた一日』などで安定したキャラクター消化力を見せたロウンは、人間らしい世を夢見るチャン・シユル役を演じ、これまでとは異なる荒々しく強靭な姿を披露する予定だ。
『定年日』『花書生恋愛史』『ザ・グローリー』『3人称復讐』などで強烈な存在感を示したシン・イェウンは、朝鮮最高の商団を率いようとするチェ・ウン役を演じる。制作陣は「不条理な時代の中でも信念を曲げない芯の強い姿を見せるだろう」と伝えた。
『セマンティック・エラー』で印象的な演技を見せたパク・ソハムは、捕盗庁の腐敗を一掃しようとする官吏チョン・チョン役で初の時代劇に挑戦する。『犯罪都市』シリーズやディズニー+の『カン・メガン』など、さまざまなジャンルを横断して活躍してきたパク・ジファンは、麻浦(マポ)渡し場の秩序を守る親分ムドク役を務め、強烈な存在感を予告した。
業界関係者は「実力のある演出陣と脚本家、そして個性豊かな俳優たちの出会いによって完成した『濁流』が、釜山国際映画祭でどのような姿を見せるのか期待が大きい」と語った。